役者、ダンサー、歌手などの人間の身体、言語、歌唱などを基本とし、舞台表現に対して、「オブジェクト」すなわち「モノ」が持っている力を能動的に関与させ、そのオブジェクトが有しているエネルギーそのものを回復し、モノに運動を与えて表現する『Object Performance(オブジェクト・パフォーマンス)』という新しい舞台表現がある。

このオブジェクトパフォーマンスの可能性を求めるため、愛知人形劇センター主催で1998年より「オブジェクト パフォーマンス カレッジ」が毎年開講され、7年間で60名以上が卒業した。

 木村繁・福永朝子の指導のもと、このカレッジ卒業生有志により「Object Performance Theater(OPT;オプト)」を1999年に立ち上げ、新しい表現活動に挑戦し今に至る。

 近年では’02名古屋まちんなか演劇祭「夢十夜」や、富山県利賀村での’03、’04舞台芸術活性化事業、第11回BeSeTo国際演劇祭in東京 、’05飯田人形劇フェスティバルなど、主に木村繁演出作品を中心に、年2回の定期公演以外にも、積極的に外部公演をこなしている。


・・・あんまり小難しくってどんな集団かわからん!という方の為に。
以下、vol.9公演時の代表石井の挨拶を、パンフより抜粋(一部修正)。


 OPTが目ざすのは表現の錬金術師 というわけで、日常の見慣れたモノをダイヤや金銀に変えるべく、日夜あやしげな実験にいそしんでいます。

 モノに耳をすますとドキドキと鼓動が聞こえてくる。モノを見つめていると見たこともない姿や動きが現れてくる。それを表現の高みへ引き上げようとして、私達は、頭をかきむしり、のたうちまわっているわけです。

 そもそもOPTの存在自体が、すでに実験的と言えます。ヘンな人間が多いという評判のOPT、年齢も様々、職業も様々な集団ではありますが、一応みんな善良なる市民生活を送っています。

 とはいえ人の子、人生問題やら仕事と舞台の両立やら、いろいろ悩みもするし、喜びもする。そんな中で新たな表現形式に挑戦しているのです。

 昔から実験に爆発はつきもの。イメージが爆発して大輪の花火が舞うこともあれば、はかない線香花火が点ることもあります。

いったいどんな科学反応が引き起こされるのか?
OPTの舞台、どうぞ五官六感を使ってお楽しみください。